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◇プロフィール◇
氏 名 伊藤 誠
生年月日 1957/2/27 出身地 山口県 所属学会 日本印刷学会 昭和64年からデジタル画像機器の企画・開発ベンチャーで多くのグラフィック関連機材の企画、マーケティング、開発業務に携わる。平成4年、自ら手がけたインクジェットプルーファの企画を開発中だった事務機器メーカーに移り、同製品の事業化プロジェクトを担当。以後、創生期におけるわが国デジタルプルーフ市場の拡大に大きく貢献した。また同時に高精度カラーマネージメント技術の研究・開発を進め、平成10年に独立。大手商社や繊維メーカーなどの技術顧問を務めながら、業界誌への執筆活動や講演会活動を行う。平成12年7月、色彩技術の企画・研究・マーケティングを行うシンボリック・コントロール株式会社を設立、代表取締役社長に就任し現在に至る。ISO/TC130日本委員、日本画像処理技術標準化委員会委員、会津大学非常勤講師を歴任。 <特許>カラーマッチングのブラック生成法、LUTを使った色変換法、分光特性を使ったカラーマッチング法、デジタルカメラを用いたカラーマッチング法、画像処理の遠隔シミュレーション法 ライフログ
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この写真はとあるところで撮影した薔薇です。典型的な薔薇色=真紅ですね。私たちは薔薇の色というと、よほどひねくれた人でない限りこの真紅を想定するはずです。ところがこれを撮った場所ではたくさんの薔薇が咲いているのですが、ほとんどはわずかにピンクやブルーの白系統で、「白い花壇」というのが正しい表現になります。いったいたくさんの薔薇の中で真紅がどの程度の割合を占めているか判りませんが、どうも決して多数派ではないように思われます。
この薔薇色=真紅というのが人間の記憶色というものです。空色=抜けるような青色とか、芝生=鮮やかな緑色というのも記憶色ですね。多くの場合記憶色は万人共通です。あまり異なった記憶色を持っている人はいないと思います。どのような過程を経てこのような共通した記憶色が生まれるのでしょうか?これは非常に興味深いテーマです。記憶色を恣意的にコントロールすることで新しいカラーマーケティングが生まれるかもしれません。
by makoto_itoh
| 2006-06-25 21:00
| カラーマネージメント
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